湊川公園界隈の散策
日時 : 2014年4月26日(水) 晴れ
目的地 : 湊川公園・湊川市場・新開地
目的 : 湊川界隈を散策する
アクセス : 神戸電鉄「湊川」駅または
市営地下鉄「湊川公園」駅
神戸新鮮市場
桜の時期も過ぎ、今回は少し庶民的な昔から「神戸の台所」と言われてきた湊川の市場と、公園から新開地に続く道を歩いてみた。
10:00 神戸電鉄と市営地下鉄の出口が少し離れていたようで普段は使わない駅なので、待ち合わせの場所が分かりにくく、ちょっと迷ってしまい、集合に時間がかかってしまった。携帯電話のありがたさを実感した。
地上に出るとちょうど「湊川トンネル」で、そこからすぐ湊川公園に上がることができた。遊具はなく、きれいな花壇があり、楠公さんで親しまれる騎乗した楠木正成公と、以前は聖徳太子が騎乗されていたが、震災で太子は落ちたという馬の銅像がある。お年寄りが多い地域なのか、運動が出来るような器具がいくつか並んでいた。その横では将棋に夢中になっている初老の男性グループ・・・。第二次大戦当時までは神戸タワーもあって、昭和40年頃までは本当に神戸で1,2を争う繁華街だった。続いて「神戸新鮮市場」へ
ここは、南北1キロメートルの間に500店舗も並んでいて衣食住が揃うといわれている。神戸の台所といわれている神戸新鮮市場(湊川商店街)と中の筋商店街・湊川プラザ、パークタウン
などのショッピングセンターがあったが、初めて行った私たちにはわかりづらいようにも思えた。
他の市場に比べると魚屋さんと花屋さんが多いように感じた。活気のある市場の中を歩いて行くと呼び止められてつい立ち止まってしまう。
魚屋
大楠公像
カステラ焼きの店
障害者の作品を売っている「さおり織の店」では、機織りの縦糸を準備する大変だと聞き、障害者の優れた感性が醸し出す色彩にふれ て素敵なひとときだった。よく湊川に行くというお年寄りの、おすすめのカステラ焼きと昆布の店を探す。カステラ焼きは、野球用具の形に焼かれ、美味しそうな香りがして食欲をそそられる。
今ではこの辺りでは1軒だけになったという昆布屋では懐かしいおやつ昆布の試食をさせてもらい、出汁昆布を購入。
沙織織の機械
帰宅後さっそく使ってみたら、出汁はもとより、昆布そのものもとても柔らかく美味しかった。そして広い市場の中をぐるぐる歩き廻ってお昼になったので、Jリーガーのお母さんが経営しているという市場の中のうどん屋さんでお昼にした。
13:00 花屋さんでは、1輪の花なのにカラフルな色に染まった不思議なバラが目に付いた。
後日ネットで調べてみるとレインボーローズ」という商品名で、白い花の茎をいくつかに裂き、それぞれに違う色を吸い上げさせて染色する事がわかった。
レインボーローズ
もう少し市場の中を歩いて、今度は衣料品の多いショッピングセンターのエリアに。ここでは、洋服だけではなく和服や履物も多くあった。美容院が多くしかも安価なのに驚いた。どこを歩いても子供の頃母に手を引かれ歩いたのを思い出すような懐かしい気持ちになった。
神戸アートビレッジ
14:00 暫くショッピングセンターを歩いて再び公園へ
公園の南の端に来ると、昔ここに神戸タワーがあったという標識があった。道路をはさんで、ここから新開地ですよという新開地1丁目のアーケードの看板が。
ここからは、意外に静かで昔のあの賑やかさは全くなかった。美しく舗装された通りにはバナーと吊鉢が飾られていた。
芝居小屋(新開地劇場)
新開地のバナー釣り鉢
「神戸アートビレッジ」、「ボートピア神戸新開地」、「芝居小屋(新開地劇場)」、昔聚楽館があったところには「ラウンドワン」。さらに南へ歩いて3丁目。
ここから元に戻り、ラウンドワンの地下の神戸高速鉄道「新開地」駅から家路へ。