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水上バスで大阪

 

日時   : 2014年7月16日(水)晴れ

目的地  : 大阪城

目的   : 水の都 大阪を川から見て愉しむ 

アクセス : JR環状線「大阪城公園」駅

連日の暑さに参っていた私たちは、どこか涼しい所はないかと考えあぐねた末、大阪の水上バスに乗ろうという事になった。いくつか船の形・大きさ、コースや案内方法の違いはあったが、今回は大阪駅からの船の出発時刻までゆとりがあって、乗り心地の良さそうな水上バス「アクアライナー」に乗ることにした。

アクアライナー

10:00 梅田からJR大阪環状線で「大阪城公園」駅を目指した。そこから大阪城港まではすぐだった。浴衣姿の職員の方から勧められた写真の撮りやすい右側の中ほどの席の乗船券を買い、乗船場へ行った。

   大阪城港→天満橋港→淀屋橋港→OAP港→大阪城港60分、

   乗船料・・・ 大人1700円 小学生850円)

11:25 出航 川のにおいとガソリンのにおいがしたが、川は思っていたよりもきれいで、船内はエアコンが効いて快適だ。水面に手がとどきそうなくらい低い船から、船内アナウンスがいろいろ案内してくれる。

両岸に並んだ高いビルを見上げ、時折訪れる中之島など大阪の街や景色は、いつもの景色とは全く雰囲気が違って見えた。また、橋が低い所は船の天井が下がり、満潮の時でも淀屋橋や天神橋などの有名な橋の下もゆったりとくぐれる。

造幣局の屋根は1円玉をイメージして作ってあるとの事で桜の時期には、もう一度来て通り抜けの桜を 船から観たいと思った。途中の船着き場で何人か降りたり乗ったりしたが、私たちはやはり大阪城に行きたいので元の大阪城港に戻って来た。

造幣局 

12:24 お昼 折角「食いだおれ」の大阪に来たので、観光客向けの茶店やお弁当はやめて少しは贅沢をしようということになった。しかし、近くにはお店らしいものは見えなかった。そこで素敵な並木道を通ってホテルニューオータニへ。

地下街に高級ブランドのブティックと並んで 有名なうどん屋さんがあったので入ってみた。「今日のおすすめ」のようなものを注文した。ゆっくり休み、おなかいっぱいになったので、大阪城の方へ向かって歩いた。

 中之島公会堂

13:50  そこから、5分ほど歩くともう外堀が見えた。外堀も城壁も想像していたよりもずっと大きく立派だった。極楽橋を渡って城内へ。

ちょうどその時、ヨーロッパ系の少女たちが2~30人やってきてコーラスの練習を始めた。美しいハーモニ-に一時うっとり。

残された石

そこらじゅうに大きな石がゴロゴロ並んでいた。これらの石は、ボランティア・ガイドの老人によると大阪冬の陣、夏の陣で焼失した城を1620年から10年の歳月をかけて再建する際、地方の大名達に献上させた石で城壁を造ったそうだ。一つ一つの石には 家紋のような印が刻んであって、どこの大名から届け物かが分かるようになっており、その大きさと多さで権力を誇示したそうだ。お城の中に入ると天守閣まで昇り一方通行になっていた。

天守閣からは、先ほど川から眺めた街や大阪の街が一望に眺められた。下りは、1階ずつジオラマや絵など色々な展示を見ながら降りるシステムになっていた。 外国からの観光客が意外と多く熱心に見学していた。甲冑を着けて写真を撮っている少年もいた(1回300円)。

 

 

石に掘り込まれた家紋の一覧表

外に出た所には、大砲が飾ってあった。

1870年(明治3年)陸軍が天保山に設置していた砲を利用して午砲を開始。翌年、砲を大阪城内に移転させ午砲台を設置し、報時業務を始めた。

1922年(大正11年)経費削減のため、報時業務を廃止。2006年(平成18年)から大阪城公園内に、使われていた砲が展示されている。

体験用の甲

お城の中の展示物を見学して大阪の歴史を振り返ることができ、天守閣から見下ろす大阪平野の雄大さと地形の素晴しさを改めて再認識できた一日だった。

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