top of page

日時   :2016 年6月1日(水)晴れ

目的地  :須磨浦山上遊園

目的   :カーレーターに乗る

アクセス :山陽電車須磨浦公園

須磨浦山上遊園

神戸市民は、すぐ近くに上りやすい山が沢山あるので子どもの頃から摩耶山・六甲山や高取山、須磨の鉢伏山などに気軽に登ってきた。須磨浦公園には小学校の遠足で行ったことがあるが、大人になってからは行ったことがあるかどうか覚えていない。ところが、最近、テレビで須磨浦山上遊園の事が話題になっていた。

なんと、日本でここだけが現役で動いているカーレーターという乗り物があるという。ぜひ一度行かねば。阪急神戸三宮駅から高速神戸駅で山陽電車に乗り換えて須磨浦公園駅へ。

ロープウエイからの景色

今まで見たことがない感じの山陽電車が入ってきた。乗り込んでみると全体がスマートで、車内も少し広いような感じがした。須磨浦公園駅でパンフレットをみると、今年4月末から運転されている「新型車両6000系」だ。車内環境を守るため、長時間停車する場合は手動でドアの開閉できるそうだ。

須磨浦公園の改札を出ると、すぐ隣に切符売り場がある。山上まではロープウエイ、カーレーター、リフトと乗り継いで行けるので往復乗車券を購入する(1,800円)。まず「うみひこ、やまひこ」と名づけられたロープウエイ。

カーレーター

回転展望台

乗り場までかなりの階段を上らねばならず、ちょっとしんどかったが、乗ると大阪湾や明石海峡大橋、瀬戸内、淡路島など美しい景色が眺められ、海抜246mの鉢伏山上への3分は気持ちがよかった。                   

ここからは、テレビで私たちも見たカーレーターで東部展望台のある「せっつ駅」へ。カーレーターは昭和41年3月18日に営業開始。「カー」(車)とエスカレータの「レーター」を、合わせた造語だそうだ。当初は、44台あったが現在は18台のみ稼働している(生き残っている)そうだ。切符を見せると乗り場に案内されて、アッと言う間に荷物を運ぶ大きなかごのような、小さなボートのような乗り物に入れられた。なんだか荷物になってベルトコンベアで運ばれていく感じだ。

日時計

「せっつ駅」から「はりま駅」へ全長268m、毎秒1m約4分で到着。ちょうど真ん中あたりに、「せっつのくに」、「はりまのくに」と書かれた場所があった。下を見ると金網の下に谷底が見え、ちょっとスリルがあった。

(現在は「せっつのくに」は須磨区「はりまのくに」は垂水区)

はりま駅を降りてさらに上に歩くと「日時計と青葉の笛広場」。直径17mのウッドデッキに日時計が設置されていた。

3階はセルフサービスの喫茶があり軽食をとりながら1時間かけてゆっくり360度の景色が眺められる。

リフト

立ち葵

スイッチを押して「青葉の笛」のメロディーを聞きながら自分の時計と日時計を合わせてみると合っている。日時計を考えた昔の人に感心。

乗り心地は、テレビで紹介されたように、ガタガタというかなりの騒音とデコボコの振動 がそのままお尻に伝わり、さすが50周年というだけあって、あまり良くないがちょっと面白かった。なんでも乗り心地が良くなっている昨今、この乗り心地の悪さがかえって人気を集めているようだ。度が25度ときついせいか周りの景色が斜めに見えて不思議な感覚を覚える。

せっつ駅で「回転展望閣」へ

ハマナス

少し上に「旗振茶屋」の立札があったので昼食をと行ってみた。

ハマナスが美しく咲いている道の途中の「旗振毘沙門堂」に手を合わせ、更に登っていくと茶屋に着いた。中をのぞくと、いかにも早朝登山(神戸ヒヨコ登山会)の人たちの憩いの場という感じの店で、「御用の方は、下の畑に声を掛けるように」と張り紙。

わたしたちは、ここでの食事を断念し、もと来た道を須磨浦公園駅へと戻った。駅から国道沿いに2~3分西に行くと「敦盛塚」があった。ここの五輪の塔は総高397㎝あり、全国2位の大きさを誇っていると記されていた。この小さな空間に入ると、一の谷の合戦は800年以前に起こった出来事なのに、不思議と悲しい気持ちになった。駅前のレストランで遅めのランチでお腹を満たし休憩した後、帰宅。

懐かしさと楽しさに浸った1日だった。

敦盛塚

bottom of page